医療チームの一員としてスキルを発揮
薬剤師として働いている人の役19%が病院で勤務しており、就職・転職先として非常に人気の高い職場です。
病院薬剤師は、医師や看護師などの医療専門スタッフと連携して医療チームの一員として医療現場に従事するので患者さんとの距離が非常に近いのが特徴です。
主な仕事内容は、薬局と同じ調剤・製剤、服薬指導などの他に病院特有の仕事もあります。 たとえば、薬だけでなく処方箋の内容に基づいて注射薬の調剤・製剤を行なうことがあります。
また、病院薬剤師は薬のプロフェッショナルとして医師や看護師と連携して薬の効果や副作用の情報を管理・共有したり、医師と共に患者さんに合った効果的な薬物療法が進められるように処方の設計を組み立てたりします。
これは、病院薬剤師の特有の業務でもあり、チーム医療の一員として医療現場に携われていることにやりがいを感じることができるという声を多く聞きます。
病院薬剤師として求められるスキル
病院薬剤師は主に医療チームの一員として他のスタッフとして連携しながら医療行為を行うので、協調性が必要になってきます。
また、医師や看護師などとそれぞれの専門分野の知識や情報を共有することが質の高い医療サービスにつながるのでコミュニケーション能力も重要になってきます。
かつては、病院薬剤師の業務は医薬品の管理や調剤業務がメインでしたが、最近では薬剤師の立場から処方の提案や処方設計支援などを行なうことが期待されています。
医療現場では薬の専門家として薬剤師の活躍の場がどんどん広がっているので、その分責任は大きくなり習得する知識やスキルも増えるので大変ですが、医療の最前線で活躍できるとてもやりがいのある魅力的な職業となっています。
病院への転職事情
病院への転職・就職希望者はとても多く、とくに新卒薬剤師の過半数は病院への就職を希望しているのが現状です。
給与・待遇は他よりも低くても、医療現場の一端を担える業務にやりがいや魅力を感じている人が多いことが分かります。
しかし、規模の大きい総合病院などは年齢制限を30歳までと設けていることが多いので、30歳以上の薬剤師さんは中小規模の病院を探すことになります。
新卒生の場合は定期採用などで積極的に採用活動をしていますが、一般的に欠員募集や新規開業などの場合が多いので案件数も限られいて求人倍率も高くなってしまっています。
病院関連の求人は人気のため非公開求人として取り扱っている転職サイトが多いのでまずは登録して探してみることをおすすめします。