職場環境に不満で転職
どの職種もそうですが、転職を考えるキッカケは今の職場に満足していない理由が最も多くなります。もし、現在の職場に満足していればずっと働いていたいし、転職しようとは思いません。
よく見受けられるのが、職場内の人間関係の悩みやストレスによって転職を決意することです。1日のうちでも多くの時間を職場で過ごすことになることが多いので、人間関係が上手くいかないと精神的にも辛くなるし、業務に支障をきたすリスクもあります。
特に薬剤師は女性が多く活躍している業界だからこそ、グループや上司との付き合いなど人間関係で苦労する人が多いようです。
次に多いのが待遇の悪さに転職を決意することです。製薬会社の研究職などに勤務すると、多忙で残業など日常茶飯事となってしまい肉体的にも精神的にも負担になってしまうことが多いようです。
また、土日勤務や残業があっても給与が安かったり、有給取得率が低かったりと待遇や福利厚生が充実していない場合も転職のきっかけとなるようです。
キャリアアップを目指して転職
薬剤師は、活躍できる現場がたくさんあるため、資格や経験を活かしてキャリアアップを目指して転職する人も多くいます。
特に、病院や薬局で勤務していた薬剤師が、製薬企業の研究補助や品質管理担当へ転職するケースが近年多く見受けられます。
製薬会社などの一般企業は、収入や福利厚生が充実しているだけでなく、研究以外にも新薬の営業など幅広い経験やスキルの習得が可能なのでキャリアアップとしておすすめです。
また、今までパートタイムや契約社員の雇用形態で勤務していた薬剤師が、正社員として勤務できる職場に転職することもあります。
ライフスタイルの変化に伴い転職
薬剤師は女性に多い職業なので、ライフスタイルの変化に伴い転職を決意する人が多くいます。
結婚や出産を期に、パートタイムや派遣・契約社員として土日祝日が休みの職場や、残業がない条件の職場へ転職し、家庭や育児と両立できる環境を求めて転職する人が多く見受けられます。
また、逆に子どもが大きくなって手がかからなくなったり、学費などの養育費の増加に伴い正社員や給与条件が良い職場を求めて転職する人もいます。
その他、夫の転勤などで他の地域に移ることになり転職することになる薬剤師さんも見受けられます。
特に結婚や出産で転職する薬剤師さんは多いため、土日休みや残業なしの条件は人気があり競争率の高い案件となっていることが多いようです。